11月に英語民間試験が延期となり、12月には国語と数学の記述式問題が白紙になった大学入学共通テスト。
入試改革の2本柱が崩壊し混迷を極めています。
気になっていたのが共通テストの内容です。
英語民間試験が亡くなってセンター試験のような形式に戻ると思いきや実質2技能の共通テストを強行することが発表されていました。
そして、本日11月29日、共通テストまで1年を切っている今日、国語と数学の共通テストの詳細が発表されました。
令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストの出題方法等の変更について
https://www.dnc.ac.jp/sp/news/20200129-01.html
大学入試センターによると
- 国語の試験時間100分→80分(センター試験と同じ)
- 数学1・Aの試験時間70分→70分(センター試験は60分)
上記のように試験時間が変更されるようです。
こちらのtweetも参考にして見てください。
令和3年度の大学入学共通テスト実施大綱等の見直しが発表されました。
— きいたかし(城井崇) (@kiitakashi) January 29, 2020
皆さんのご意見をお聞きしながら詳細を確認し、必要あれば国会で取り上げたいと思います。 https://t.co/0wAsZC3Z2X pic.twitter.com/QakoHMyWSA
具体的にどのような問題が出されるのかは発表されていません。
来年の受験生はどのようなテストを受けさせられるのでしょうか?さっぱり分かりません。
さらに目を疑うようなニュースが。
東京新聞:国語試験時間80分に短縮 数学は変更なし 来年の「大学共通テスト」方針:教育ニュース:教育(TOKYO Web)
記事によると
「思考力、判断力、表現力」を測るとして記述式は導入された。見送りになったことについて、センターや文科省は「マーク式でも測れる」としている。
とのことです。
正確な採点ができず、自己採点もままならず、膨大なコストがかかる記述式なんて最初から導入する必要がなかったではないですか!
何のための記述式導入だったのか各自がよく考えないといけません。
私は民間企業に利益を誘導するためだと思っています。マークでも思考力が測れると文科省が言い切っている今、それ以外の理由が見当たりません。
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