様々な大学が2020年度大学入学共通テストの入試方法を発表しています。
中でも英語民間試験の活用方法はとても気になるので、一覧にまとめています。
残念ながら全大学を網羅することはできていません。
民間試験を活用する大学が多いので、活用しないまたは英語民間試験を受けなくても受験できる大学を中心に掲載しています。
情報をお寄せいただければ、記事にしたいと思いますのでよろしくお願いします。
今回紹介するのは一橋大学です。
一橋大学の大学入学共通テストの活用方法
一橋大学の英語民間試験の活用方法を紹介します。
一橋大学の出願要件は3つのうちから1つを満たせばOK
一橋大学のHPで
が発表されています。
資料によると一橋大学は2021年の入試では英語民間試験を共通テストで出願要件の一つとして活用するようです。
一橋大学では出願要件として3つのうち1つを満たせば良しとしているのでそれぞれを紹介します。
英語民間試験でCEFRレベルA2以上
大学入試センターの大学入試英語成績提供システムによって提出された英語民間試験の成績がCEFR対照表のA2以上を出願要件としています。
CEFR A2は英検で言うと準2級で、東大をはじめとして多くの大学でA2以上が出願資格となっています。
高等学校の証明書
2つ目は、CEFR対照表のA2レベル以上の英語力があることを明記した高等学校等の証明書の提出です。
英語民間試験の成績・証明書が提出できない旨を記した理由書
何らかの理由で、英語民間試験を受けることができなかったり、高等学校の証明書が提出できない場合は、その理由を明記した理由書を提出する必要があります。
出願要件の注意点
上記の3点が一橋大学の出願要件となりますが、注意点があります。
既卒者は高等学校の証明書は利用できないようです。
既卒者は英語民間試験を受検するか理由書の提出のどちらかに限られるので注意しましょう。
記述式問題の活用方法
大学入学共通テストの国語と数学の記述問題を合否判定に活用するようです。
国語
国語の記述式問題の配点については,50 点を満点とし,マークシート式問題 の配点200点+記述式問題の配点50点=250点を200点に換算して評価します。
数学
従来のマーク式と同じ取り扱い。
一橋大学の入試まとめ
英語民間試験を出願資格としながらも他の方法でもよいという決定ですね。
既卒生の証明書にも触れたのは評価できると思います。(民間試験を受けなくても理由書でOKなので高校生と比べて不公平はそれほどないと思います。)
大学受験は誰にとっても公平なものであって欲しいですね。
ただ、英語民間試験はほぼ選考対象として機能するのかという疑問は深まるばかりです。
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