11月1日の英語民間試験の延期を受けて、英語民間試験の対応を各大学が発表し始めています。
経緯が経緯だったために、活用しない大学が多いだろうと思っていますが、加点で利用要諦だった大学はどうなるのか気になっていました。
特に出願資格と加点で利用を予定していた東工大の動向は多くの人の注目を集めていましたが、この度発表されました。
→東京工業大学(東工大)は出願資格+加点<新テストの英語民間試験>
【参考】
令和3年度(2021年度)東京工業大学入学者選抜について
CEFR A2以上を出願資格とし、さらに個別試験に加点で利用を予定していた東工大が入学者選抜について発表しましたい。
令和3年度(2021年度)東京工業大学入学者選抜について | 東工大ニュース | 東京工業大学
個別学力検査(一般選抜)における英語科目の配点
筆記試験150点とし、民間試験の結果は活用しない。
東工大の個別試験、数学300点・物理150点・化学150点・英語150点です。
修正前
150点の内訳は、筆記試験120点、大学入試センターが設定した「資格・検定試験」(以下「認定試験」)30点とする。
民間試験30点の配点は以下のようでした。
- C1・C2:30点
- B2:25点
- B1:15点
- A2:5点
- A1:出願資格なし
出願資格
民間試験の成績を出願資格とはしない。
出願するために英語民間試験を受検する必要はなくなりました。
修正前
認定試験の成績がCEFR対照表のA2以上を取得していること。
令和3年度東京工業大学入学者選抜まとめ
東工大を志望していた知り合いはもし英語民間試験が延期にならなければこのような英語民間試験に申し込む予定だったそうです。
4月~7月
・英検2級
・GTEC
8月~12月
・英検準1級
4月~7月の英検2級・GTECは出願資格のA2以上を確実にとるためです。
英検とGTECの両方を申し込んだのは部活と試験日が重なった時のために念のため2つの試験を申し込む予定だったそうです。
8月~12月の英検準1級は加点でB2の25点を取るための受験です。C1はレベルも高すぎるし今まで受験したことのある検定でC1が取得できる検定がなかったため、B2の英検準1級を狙うことにしたようです。
英語民間試験が延期になってこれらの検定を受検する必要がなくなり本人も保護者もとてもホッとしたようです。
それはそうですよ。
検定料だけで2万円以上!交通費を入れたら2万5千円を超えますよ。
そう考えると今回英語民間試験を出願資格でも加点でも利用しないとしたのは東工大の英断と言えると思います。
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