様々な大学が2020年度の入試方法を発表しています。
中でも英語民間試験の活用方法はとても気になるので、一覧にまとめています。
12月に入り、東北大学の英語民間試験を利用しないというニュースが飛び込んできてとても驚きました。なかなか思い切った決断ですね。
国語記述式、東北大合否に使わず(共同通信) - Yahoo!ニュース
今回は島根大学です。
島根大学の2021年度の入試
英語民間試験を利用
平成33年度(2021年度)島根大学入学者選抜について(予告) | 国立大学法人 島根大学
島根大学では英語民間試験を利用することを発表しました。
医学部医学科
医学部医学科では以下のように英語民間試験を利用するそうです。
医学部医学科については、CEFR対照表による「A2」以上を出願資格とします。
A2以上を出願資格とするということは東大と同レベル設定ですね。
A2以上を出願資格にする大学が多いのはやはり東大の影響でしょうか?
それ以外の学部学科
医学部医学科以外の学部学科の利用方法は下記のとおりです。
医学部医学科以外は、文部科学省が提供する「各資格・検定試験とCEFR の対照表」 (以下、「CEFR 対照表」)に基づき点数化して、共通テストの英語試験の得点に加点 して活用します。加点の割合については検討中です。
加点で活用ですね。
どのように点数化して、どれくらの割合になるのか気になりますね。
記述試験結果の活用
国語と数学の記述式問題は以下のように活用するようです。
国語の記述式の段階別成績表示については、その結果を点数化してマークシート式 の得点に加点して活用します。加点の割合については検討中です。
数学の記述式の段階別成績表示については、正誤のみの判定であること、及び大問 の中でマークシート式問題と一体で出題され、記述式問題にも配点がなされることか ら従来のマークシート式と同様の取扱いとします。
国語も数学も点数化するようですね。
推薦入試
いわゆる推薦入試(AO入試や学校推薦を含む)について以下のような記述があります。
本学の総合型選抜、学校推薦型選抜を次の3つに分類し、実施します。この選抜による 募集人員は、2021 年度入学者選抜の全学部入学定員の30%程度とします。
国立大学の推薦入試での入学者の目標が3割だったのでそれにならう形ですね。
JAPAN e-Portfolio
以下のような記述があります。
2021 年度のすべての入学者選抜において、JAPAN e-Portfolio は利用しません。
利用しないようですね。
こういった発表を早くしてくれるのは受験生としてはありがたいですね。
うちの子どもの学校でも今のところJAPAN e-Portfolioは利用していないので急に利用しますと言われても困ってしまうんですよね。
本当にどうなるんだろう???
島根大学まとめ
英語民間試験の利用方法を学部学科によって分けるようですね。
今の段階ではっきりと基準を示してくれると対策もしやすいので、医学部医学科以外の学部学科の詳しい活用内容の発表が待たれますね。