共通システムを利用する英語民間試験の利用が延期されて高校生や学校・保護者に激震が走っています。
共通テストはそのまま実施との方針ですが、記述式の問題は妥当なのか?という議論も巻き起こっています。
共通テストに関してはまだはっきり分かっていないので、新たな動きがあればブログで紹介したいと思います。
そんな中でこれから高校生が考えないといけないことは、自分の志望校は民間試験が延期になったことで試験内容に変更はないのか?ということです。
英語民間試験延期の影響がない大学
英語民間試験延期の影響が少ない大学は
- 英語民間試験を使わない大学
- 英語民間試験を出願資格としてのみ利用する大学
が、考えられます。
英語民間試験を利用しない大学は何の影響もなくそのまま試験を実施するでしょう。
出願資格としてのみ利用する大学もそのまま出願資格を無くすという方針を示す大学が増えると思われます。(一部の大学ではそういった方針を出しているようです)
ただし、民間試験の結果を出願資格として残す大学も一部であるかもしれませんのでしっかり各大学の情報を集める必要があります。
英語民間試験延期の影響がある大学
英語民間試験延期の影響が大きい大学は主に加点で英語民間試験を利用を予定していた大学です。
- そのまま共通IDを利用しないで民間試験の結果を利用
- 民間試験の活用を取りやめて配点の変更
などさまざまな可能性があります。
民間試験の成績が大きく合否に関わる可能性があるので特に注視する必要がありますね。
大阪大学の場合
大阪大学は一般選抜においてはCEFR A2以上の出願資格ですが、推薦入試においては様々な形で利用されます。
→大阪大学は英語民間試験を出願資格に<CEFR A2以上> 記
→国公立大学の推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)の英語民間試験利用方法。
今回の民間試験の延期を受けて大阪大学ではこのような発表がされています。
英語認定試験の実施見送りに伴う2021年度以降の入学者選抜に関する公表事項の見直しについて — 大阪大学
英語認定試験に関する事項を見直します。
とのことなので今後の情報を待ちましょう。
広島大学の場合
広島大学ではCEFR B1以上で共通テストの英語をみなし満点としていました。
広島大学でもいち早く発表がされました。
英語民間試験の導入延期に伴う本学の対応について | 広島大学
本学では、今回の変更にかかわらず、英語民間試験の一般入試や光り輝き入試(AO入試、推薦入試)での活用を継続し、国立大学としての人材育成機能を着実に果たしていきます。
とのことで何らかの形で英語民間試験を活用するようですね。
これまでも広島大学では民間試験を活用してきた実績があります。
広島大学における英語民間試験の大学入試への活用実績
(1)一般入試への活用 平成31(2019)年度入試から 英語民間試験の一定の級・スコア(CEFRのB2以上)を持っている者は、届け出により大学入試センター試験の英語の得点を満点(200点)として取り扱う。英語民間試験の有効期間は受験年度の前々年度から。
これまでのように受験年度の前々年度の成績が利用できると受験生の負担も減るのではないでしょうか?
しかし、現高2に関してはすでにその期間に入っているので一刻も早い情報提供が望まれます。
英語民間試験延期の影響まとめ
今後多くの大学で入試の方針が改めて発表されると思います。
英語民間試験を利用する大学も多くあると思いますが、対象となる検定の種類・期間がん校になる可能性もあると思います。
例えば従来の英検で前々年までの結果が有効となると、2020年1月に実施される従来型の英検に間に合います。
いち早く情報を収集して必要があれば検定の受験をして入試に備える必要があります。
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