2020年から始まる共通テストの英語民間試験の活用について動きがありました。この夏までに多くの大学が方針を表明するとみられていましたが、広島大学が方針を発表したようです。
CEFR B2以上でみなし満点<広島大学>
基準クリアで英語は満点扱い 広島大、共通テストの民間試験活用で方針
上記のサイトのによると
一般選抜の全受験生に課し、スコアが基準を超えていれば、共通テストのマークシート式試験の得点を満点とみなす
基準は、複数の試験のスコアを比較できる語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」の「B2」以上となる見込み。現行の英検では準1級以上に相当するレベルだ。
とのことです。活用方法と基準がはっきりと示されたのを私が見たのは広島大学が初めてです。
準1級以上で共通テストみなし満点
広島大学を受験する学生の中で準1級を取得しているのはどれくらいの割合なのでしょうね?
2級しか取得できなかった場合は、民間試験の結果は加味されず共通テストの点数のみで合否が判定されるということでしょうか?
いろいろと疑問点はありますが、他の学校もこんな風に基準を示していくのでしょうね。受験を検討している大学の基準をしっかりと把握して、対策をしていかなければなりませんね。
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東京大学の英語民間試験
また、先日民間試験を合否に使用しないと表明した(→<東大>合否判定に使わず、新テストの民間試験)後、一転して合否に使うことを公表しましたが、(→東大、英語民間試験を合否判定に使うってよ )新たな動きもあるようですね。
東大には問題点が多すぎる民間試験の活用は拒否してほしい気もしますが、どうなるか見守りたいですね。
英語の民間試験、活用見直しを 合否判定巡り東大内で異論
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近畿大学では英語外部試験を文系全学部で導入
共通テストは別の話にはなりますが、近畿大学では2019年より英語外部試験を文系学部全学部で導入するようです。
入試では「英語」を必須受験とし、民間検定試験による「みなし得点」と比較して高いほうを採用する。たとえば、英検2級の場合のみなし得点は80点となるため、「英語」の試験で92点だった場合は92点を採用、「英語」の試験で75点だった場合はみなし得点のほうが高いため80点が採用される。
民間試験と大学入試の英語の良い方の結果を採用してもらえるようですね。こちらも英検準1級でみなし満点になりますが、2級以上でも特典が担保されるので英検を取得していたら活用しやすい入試方法と言えそうです。
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問題は先送りされ、なんとなく始まってしまいそうな気もする新テストですが今後も情報を集めていきたいと思います。