2020年に行われる大学入試改革では共通テストの英語民間試験と国語・数学の記述式問題が数々の問題があるため見送られました。
その後も共通テストの作問委員が共通テストのテキストの作成にかかわっていたというとても見逃すことのできない問題も明らかになりました。
ここまで大きな問題を抱えた共通テストは一度メンバーを一新して仕切り直した方がいいのではないかと思いますが、そうもならず今日まで来ています。
英語民間試験・記述式問題見送りをうけて「大学入試のあり方に関する検討会議」が1月から発足し会議を重ねていますが、第4回の会合はコロナウィルスの影響で延期となってしまいました。
この状況なので仕方ないですが、年度内にま止めることは無理でしょうね。
大学入試のあり方に関する検討会議についてはこちら
各党のWTが立ち上がり活動をしているようです。
各党の動きを見てみましょう。
自民党WT
提言案は、英語入試の「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能のうち、評価に専門性を必要とする「話す」技能を測る際に民間試験の活用を挙げた。ただ、入試については「各大学が自ら試験問題を作成し、評価・選抜する能力を持つことが基本」として大学側が主体性を持つべきだと強調した。
既に必要だと感じている大学は英語民間試験を導入済みです。
大学側に主体性を持つべきだと強調するなら余計なことを言う必要はないのでは?
民間試験を導入したら交付金をとか札束をチラつかせることがないことを願います。(信じられないかもしれませんが、2019年に英語民か試験が見送りになった直後に実際にこういう話がありました。)
メンバーはこちら。この中に英語教育の専門家が何人いるのでしょうか?
せめて専門家の話を聞いてから提言をして欲しかった。
性懲りもなく,「各大学の個別入試において、既存の英語資格・検定試験の成績の活用を推進することが現実的である」と提言した自民党「大学入試英語の適正実施に関するワーキングチーム」のメンバーは以下のとおり。選挙区の皆さん,覚えておきましょう!→
— 羽藤由美 (@KITspeakee) March 19, 2020
公明党WT
導入に当たっては、多項式など「式を書かせる問題」に出題内容を限定すれば、「汎用性の高い数式処理システムが使える」と述べ、数学の記述式問題を導入する意義を強調した。
導入可能だとして、出題内容を限定してまで共通テストで導入する必要があるのでしょうか?
2次試験で記述試験をやればいいのでは?
共同会派・共産党
大学入学共通テストへの記述式試験、民間英語試験の導入、eポートフォリオの活用を中止する議員立法「独立行政法人大学入試センター法の一部を改正する法律案(大学入試センター法改正案)」を衆院に提出した。
英語民間試験も記述式問題も主体性評価も必要であれば各大学が必要に応じて解淹れればいいと思います。
共通テストで一律に導入することには断固反対します。