大学入学共通テスト奮闘記

ゆるい中高一貫校高校2年生が国公立大学を目指します。

「初年度は精度向上期間!?」英語民間試験ペナルティ問題、その後の大学と文科省の動き

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先週末に突然、文科省が大学の対応を表明しない大学に対してペナルティを課すという驚くようなニュースが入ってきました。

詳しくはこちら→「英語民間試験、対応未定大学に"ペナルティー"検討」週明けは大学の動きに注意!

 

9月30日が期限でしたがその後どうなったのか、大学と文科省の動きを追ってみました。

大学の動き

10月1日現在で大学入試英語ポータルサイトに新しい情報が追加された形跡はありませんでした。

注)いくつかの大学について入試方法を調べていたのですが、ポータルサイトと大学の情報が違うという事象がいくつもありました。

わざわざ大学のHPで

「ポータルサイトではこのように書いてありますが、実際はこうなのでご注意ください」

と注意喚起されることも。

ポータルサイトは参考程度にとどめて必ず大学のHP等で確認した方がいいと思います。

 

ポータルサイトで動きがみられなかったのでTwitterで探したところ、いくつかの大学が情報を発信していました。

私が目にした範囲で紹介します。 

 

 

 

 

 

内容は各大学のHPで確認して欲しいのですが、見事にバラバラです。

今から少しでも気になる大学は情報を集めておいた方が良さそうです。

 

文科省の動き

文科省での動きも紹介します。

活用未定大学にペナルティ

 まず、英語民間試験の利用方法を公表しない大学にペナルティを課すと発表

英語民間試験、活用未定大学に「ペナルティー」検討 :日本経済新聞

www.nikkei.com

 9月30日までに公表することを大学に求めました。

 

決断できない大学を無理に追い込むことはしない

ペナルティを課すと強気の姿勢でいた文科省ですが、ちょっと態度が軟化? 

英語民間試験 未公表の大学、成績提供システムへの参加見送り 文科省 - 産経ニュース

www.sankei.com

 

利用するかどうか公表していない大学について、成績提供システムへの参加を見送る方針を決めた。

これが文科省の言うペナルティですね。今回の発表ではペナルティという言葉は使っていません。 

 

決断できない大学を無理に追い込むより、準備している大学でスタートしたい。

決断できない理由が大事だと思います。

英語民間試験側の体制が全く整っていない(会場が決まらない・申し込み方法が決まらない)状態で、利用方法を決めろというのは無理なのでは? 

 

システムに参加しなくても民間試験の利用は可能で、その場合は受験生が成績証明書類などを大学側に直接提出する。 

英語民間試験を共通IDを利用して活用できないだけ。共通テストは利用できます。

かえって、英検1級や高2で成績を対象にしたり、入試にふさわしくない検定を除外したりと大学側が自由に決めることができるので大学側のメリットは大きいのでは?  

 

英語民間試験活用の大学を4日に公表

ではどの大学が英語民間試験を活用するのか気になりますね。 

英語民間試験活用の大学、4日までに公表 文科相が方針:朝日新聞デジタル

www.asahi.com

 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される英語民間試験をめぐり、萩生田光一文部科学相は1日、大学入試センターが成績を提供する大学を4日までに公表する方針を示した。

4日に公表されるようなので、受験を検討している大学が活用するのかチェックしましょう。

このブログでも情報を追っていきますよ。

 

2019年10月4日追記

文科省から情報出ました!

edumama.hatenablog.com

 

初年度は制度向上期間!?

さて、文科省の大学への対応は大体わかりましたが、その中でとんでもない発言が出てきました。 

英語試験、「初年度は精度向上」 文科相、意向明確な大学で運用 | 共同通信

this.kiji.is

「 決められない大学はシステムに参加しなくてもいいよ」とのことでしたが、その理由は

初年度は精度向上期間だから

初年度は精度向上期間だから

精度向上期間だから

・・・

50万人の将来が決まる大学入試です。本来なら精度をしっかり向上させてから実施するものではないでしょうか?

それを精度向上期間と言い切るということは

高2生を実験台にする 

と言っているのと同じことでは?

 

ちなみに就任の際にはこんなことを言っていました。

「生徒が実験台になるような制度であってはならない」大学入試の英語民間試験について萩生田光一文部科学大臣(2019年9月11日)|BIGLOBEニュース

news.biglobe.ne.jp

生徒が実験台になるような、そういう制度であってはならないと思っているので、問題があれば制度を磨いて、国民のみなさん、受験生のみなさんに納得いただける試験にブラッシュアップしたい

 この発言から1か月も経っていないのですが、何があったのでしょうか? 

 

 本当に受験生ファースト?

文科大臣は受験生ファーストを謳っていますが、精度向上が必要な「いわば実験」のような試験を受験料や交通費・時間を負担させて受験生に課すことが受験生ファーストなのでしょうか?

大学入試の英語民間試験 活用公表大学に結果を提供 文科省 | NHKニュース

www3.nhk.or.jp

 

 自分が望む大学や学部が活用しないのであれば、無理に試験を受ける必要もなくなる。受験生ファーストで考えたら、いつになれば先がみえるんだという状況が続くほうが心理的プレッシャーになると思うので、一度、区切りを作りたい

共通テストの結果によっては志望校を変えることもあるし、そもそも高2の秋に「自分が望む大学屋学部」を決断って無理だと思うんですよね。 

志望大学が使う使わないにかかわらずとりあえずは良く分からないけれども受けることになる受験生が多いのではないのでしょうか?

その上でどの検定を受けたらいいか分からないのですが・・・。

まとめ

うーん、なんだかよく分からないことになってきましたね。

結局、共通テストのシステムを使わない大学もあり、使う大学もあり。

でも、今どの大学をはっきりとは決められないから民間試験を受ける必要はある。

ということでしょうか?

今できることは志望が変更されても対応できるような英語民か試験の受験方法を書く受験生が考えることですかね。

 

 

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