様々な大学が2020年度大学入学共通テストの入試方法を発表しています。
中でも英語民間試験の活用方法はとても気になるので、一覧にまとめています。
残念ながら全大学を網羅することはできていません。
民間試験を活用する大学が多いので、活用しないまたは英語民間試験を受けなくても受験できる大学を中心に掲載しています。
情報をお寄せいただければ、記事にしたいと思いますのでよろしくお願いします。
今回紹介するのは山口大学です。
山口大学では共通テストの外国語で英語以外を選択した場合の英語民間試験の取り扱いを公表しています。
山口大学の大学入学共通テストの活用方法
山口大学の英語民間試験の活用方法を紹介します。
山口大学では英語民間試験を点数化
山口大学のHPで
が発表されています。
資料によると山口大学は大学は2021年の入試では英語民間試験を活用するようです。活用方法は
検定試験の成績を，CEFR 対照表を基に点数化 します。
とのことなので、詳細は分かりませんが加点して活用するようです。
英語以外で受検する場合
大学入学共通テストの外国語では英語以外の科目でも受験が可能です。
その場合は英語民間試験の扱いはどうなるのか表明している大学は今までなかったと思いますが、山口大学でははっきりと取り扱いを明記しています。
※｢英語認定試験｣は，教科｢外国語｣の｢英語｣以外を受験する者においても必ず必要 になります。
うーーーむ。
共通テストの外国語で英語以外を選ぶ受験生にどんな事情があるのかわりません。
英語もできるけど他の言語はもっとできる？
英語はできないけど他の言語はできる？
ただ、他の言語プラス「英語」の民間試験を受けることがかなりの負担になることはわかります。
確かにセンター試験のの外国語の試験で英語以外を選択する受験生は0.2％ほどのようなので対象者はほとんどいないと思います。
でも、0ではない受験生に対してこの試験方法は酷なのではないでしょうか？
共通テストの外国語を英語以外で受検を考えている場合、今からしっかり情報集めが必要になりそうですね。
英語民間試験を受けない場合はA1相当
また、英語民間試験を受けなかった場合についてはこのような記述もあります。
※真にやむをえない事情によって「英語認定試験」が受検できなかった者について は，CEFR対照表におけるA1相当として，受験を認める場合があります。
どう解釈すればいいのでしょうか？
「真にやむをえない事情」
何をもって「真にやむをえない事情」と言えるのでしょうか？
先の共通テストの外国語を英語以外で受検するというのは「真にやむをえない事情」に当てはまるのでしょうか？
「CEFR対照表のA1相当として」
山口大学は英語民間試験を点数化して活用するので、最低の点数がつけられるということでしょうね。
英語民間試験の配点が分かりませんが、不利になることは明らかですね。
「受検を認める場合がある」
またここでもあやふやな言い方。
受験生の立場では一生を左右するような試験なのにこんなあいまいな表現でいいのでしょうか？
この書き方だと受検を認められないこともあるってことですよね？
英語民間試験の成績・証明書が提出できない旨を記した理由書
何らかの理由で、英語民間試験を受けることができなかったり、高等学校の証明書が提出できない場合は、その理由を明記した理由書を提出する必要があります。
今後変更もあり得る
今回山口大学ではこのような発表がされましたが、最後の一文は
本学ホームページ上で公表している内容は，募集要項公表までに変更となる場合もありま すので，本学ホームページでの「お知らせ」に注意してください。
となっています。
いや、だからさ。
もう高2なんですよ。
そろそろ受験に向けて準備を始める時期なんですよ。
はっきりしてくれないと困るんですよ～！
特に英語以外で受検を考えいる生徒はそのまま他の言語で受検しようか、英語民間試験を受けなければならないなら英語に変更しようかなど迷いますよね。
山口大学の入試まとめ
他の大学で特に言及がない中、英語以外を選択する場合に触れたのはとても素晴らしいことだと思います。
少数派の受験生のこともしっかりと視野に入れいてる証拠ですね。
今回の入試改革では少数派の受験生があらゆる面でないがしろにされている気がします。
多様化が叫ばれる中こんなことでいいのか？誰のための入試改革なのか？と疑問は絶えません。
ただ、もうここまで来てしまったら公平に！公正に！という声は届きそうにないので持っているカードをどう切るか考えないといけません。
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