大学入学共通テスト奮闘記

ゆるい中高一貫校高校2年生が国公立大学を目指します。

高校生保護者が見た2019年大学入試。とにかく私立大学に正規合格しない。

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国公立大学の前期入試の合格発表が始まり、明日辺りから国立大学の発表が本格化しますね。

また、明日以降動きがありそうですが、ここまでの2019年の大学入試を見てきた雑感を書きたいと思います。

決して専門家ではなく、周囲に受験生を持つ家庭が何組かいるのと、地方の塾の情報が少し入ってくるくらいなのであくまで保護者の感想として見ていただければと思います。

 

関東関西圏の私立大学に受からない

今年、私の周りに受験生が多く受験結果が次々の耳に入ってきます。

その結果を聞いて愕然としています。

とにかく首都圏関西圏の私立大学に受からない!

模試でA判定をもらっていて、進路指導でもここなら大丈夫と学校や予備校で太鼓判を押された大学も受からない・・・。

それが一人や二人ではなく、私立大学全滅という受験生を何人も耳にします。

最初から玉砕覚悟でチャレンジ校しか受けていないわけでもないのにこの惨状。本当に驚いています。

学校や予備校などでも衝撃が走っているようです。

つぎつぎと各高校で合格者数が発表されていますが、その大半が推薦入試か地方の私立大学によるもので首都圏関西圏の入試の厳しさを改めて思い知らされます。 

 

私立大学に正規合格できない

不合格と同様に多いのが補欠合格です。

知り合いに補欠合格を5つももらったという受験生がいます。

そのうちいくつかは合格の連絡が来たようですが、すでに正規合格をもらった学校に入学金は支払い済みだそうです。

しかも、第一希望の学校からはまだ合格の連絡がこないので補欠合格の連絡をもらった学校に入学金を払おうかどうかとても迷っているようです。

補欠合格は合格したとしてもいつ連絡が来るか分からないので本当に迷いますよね。

昨年だと3月の中旬以降に追加合格が出ているようでそれを期待していいのかどうか判断に困るようです。

 

地方の受験生の苦悩

私立大学のレベルの読み間違い

私は地方在住です。

特に地方の上位層には国立大学志向が強く、国立大学が第一希望で、すべり止めとして私立大学を志望することが多いですし、高校でもまずは国立大学を目指すよう指導されます。

 

希望の国立大学に手が届かない場合に備えて地方の私立大学か首都圏関西圏の私立大学を受験することが多いですが、地方にいわゆる偏差値の高い私立大学があまりないため私立大学を甘く見てしまう節があるようです。

 

早慶は無理でもMARCHくらいには受かるだろうと思っていた層が、今年は日東駒専も全滅しているようです。

例年だとMARCHは無理でも日東駒専には合格していたようなのでとても厳しい結果になっていると言えそうです。

 

地方の上位校だとMARCHの指定校推薦は余ることも多いのでついつい簡単に受かると勘違いしてしまうようですが、実際は近年の定員厳粛化や推薦・AOの増加で思った以上に難化しています。

 

地方から首都圏関西圏の私立大学を受験する場合

私立大学=すべり止め=受かりやすい

という思い込みを捨てなければならないところに来ています。

 

確かに、数年前は地方の国立大学第一志望でセンター利用でMARCHを押させるという形が一般的だったので、なかなか意識を変えるのが難しいところですが・・・。

 

経済的な負担増

最近は私立大学でもセンター利用や地方受験を行ってくれる大学が増え、わざわざ現地まで遠征しなくても受験することができるようになり地方からの受験の負担がすくなくなっていました。

 

しかし、今年はいつもと様子が変わっていて、私立大学の前期試験で合格が出ず慌てて後期の出願をすることになった受験生も多いと思います。

 

私立大学の後期の試験になると前期ほど地方会場での受験ができなくなり、急遽、交通と宿泊を予約して遠征へ出かけるということになります。

急な移動なので割安なプランなども選べずほぼ正規料金を支払うことになるので、話を聞いただけでもくらくらするほどのお金がかかるようです。

 

努力が実って合格した場合、入学金などを支払いますが第一希望の大学に入学金を支払うことができれば最高なのですがそうもいかない受験生が多く見られます。

特に今年は補欠合格からの追加合格が多いので合格の出る時期や順番によっては2校・3校に入学金を支払う羽目になる可能性もあります。

 

そして、可能性として合格した大学に入学金・授業料の支払いを終え、アパートなどの契約も済ませた後の第一希望の大学からの合格の知らせ・・・というのもあります。

そういう話を聞いたことがあるわけではありませんが、今年の状況を見ていると十分あり得ることだと思います。

 

私が聞いたことがある話としては浪人を決めて予備校の手続きを済ませた後で合格の連絡があり、しばらくホテル暮らしをしながら大学に通ったという話ですね。

 

もちろん、合格は嬉しいですが経済的な負担を思うと頭が痛いです。

こんなに大変なら無理して関東関西へ行かなくても地元の大学へ親元から通えばいいじゃないと考える人も増えているようです。

 

情報面、学力面、経済面から考えて地方から首都圏や関西圏への大学進学が難しくなっているな~と強く感じます。 

 

来年からは国立志向が高まる?

これもちょっとした噂程度なのですが、あまりにも私立大学の受験が厳しいので首都圏関西圏の受験生が地方の国公立大学を目指すという話もあるようです。

 

確かに国立大学なら学費が私立大学に比べて安いし、特に理系は就職を考えると国立大学にも優位性があるので、首都圏関西圏の私立大学から地方の国立大学へ志望をシフトするというのはありかもしれませんね。

 

もし、この動きが大きくなると・・・地方の受験生はますます苦しくなりますね。

文科省の進める地方創生、地方活性化がうまくいってるとも言えないこともなくもないということでしょうか・・・。

 

 

浪人するか?しないか?

何人かの受験生の保護者に国立大学がダメだったら浪人しようと思うんだけどどう思う?と相談を持ち掛けられました。

 

私自身も今現在の大学受験情報には疎いのですが、私の知っている範囲で大学入学共通テストの話をして

今の高2生は大学入学共通テストを避けるために必死に勉強してると思う。

と伝えました。

 

今年の時点で模試の判定が当てにならずA判定でも不合格が山ほど出ている現状を考えると、来年はさらに判定などは当てにならないことが予想されます。

その中で合格を勝ち取るには、本人の努力はもちろんですが、超安全圏まで受験する必要が出てくるのでかなりお金も必要になると思います。

それだけの負担をして今年以上の結果が残せるのか?ということを真剣に考えて答えを出して欲しいですね。

 

国公立大学と地方私立大学は今のところ大きな変化なし

関東圏関西圏の私立大学の話をしてきましたが、地方の私立大学では昨年よりも大幅に難化したという声は今のところ聞こえてきません。

特別合格者を絞っていることはなさそうですが、関東関西圏の厳しい入試を受けて後期試験の志願者が増える可能性はありそうです。

国公立大学の志願者も例年並みで定員厳粛化などの影響もあまりないので合格者も例年並みになるはずですが、私立大学が難化していることに合わせて辞退者が減るという可能性はあるかもしれませんね。

この辺りは今後も様子を見ていきたいと思います。

 

受験は情報戦

私が最近強く感じることは特に情報が大学の合否に大きく関わるということですね。

この厳しい受験状況の中でも難関大学に合格した人の話を聞く機会がありましたが本人の努力の他に保護者の情報収集も大きく合格に貢献しているように感じました。

 

お子さんの得意科目や高校生活でやってきたことに合わせて有利な大学や試験方法をピックアップしていました。

もちろん最後に受験校を決めるのはお子さんだと思いますが、忙しい高校生活中でそこまで調べつくすことが本人にはある程度保護者が情報を集める必要もあるのかな?と感じました。

 

わが家の場合はすでに勉強を教えることはできないので情報面でサポートを今後もしていきたいと改めて強く思いました。

 

大学受験って本当に大変ですね~。

 

 

情報収集の第一歩として予備校や教材会社の力を借りるのもありだと思います。

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保護者のできることはなんといっても情報収集。できることからはじめましょう。

 

各大学の情報を集めるためにはまずは気になる大学の資料請求から。推薦入試や試験科目・奨学金など早めに知っておいた方が良い情報満載です。

私も奨学金情報集めてます(笑)

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