大学入学共通テスト奮闘記

ゆるい中高一貫校高校2年生が国公立大学を目指します。

運用に不安、再検討を 入試改革で英語民間活用

スポンサーリンク

日経新聞の記事です。

www.nikkei.com

東京大学の南風原朝和・高大接続研究開発センター長による寄稿ですが、今まで様々なところで挙げられている問題を取り上げ、

このような課題山積の現状、そして上述の新たな変化をふまえ、本当に20年度から、すべての国立大学が英語民間試験を含めて必須とするのが正しい選択なのか、今こそ立ち止まって再検討すべきではないか。20年度という期限は絶対の前提条件ではない。

 としています。企画が走り出してしまってから止めることはとても大変なことだと思いますが、思い切った決断をする勇気を求めたいですね。本当に誰のためにもならない改革はやめてもらいたいものです。(大学側でも受験生でもないどこかがものすごい得をしそうですが・・・。)

以前、開成中学高校の校長が著書「18歳の君へ贈る言葉」の中で、アメリカと日本社会の違いとして

アメリカ:プロジェクトの途中でも間違いだと分かれば方向転換する

日本:プロジェクトの途中で失敗に気づいてももそのままやり遂げる

 ということを挙げていました。残念ですが今回もこれにあてはまりそうですね。

入試改革に関する問題点はこれまでもいくつも目にしていましたが、この記事で新たな問題点を見つけました。一定水準以上の認定試験の結果を出願資格とするというガイドラインに対し

受験者が選択した英語民間試験の成績が水準に達しなかったら、他の側面でいくら優れていても希望の大学を受験すらできないという案

 と述べています。足きりのようなものですかね~?特に現役生は後半の伸びに期待できるので、早い時期に行われる民間試験で足きりが行われると厳しいものがあるかもしれませんね。逆に言うと夏までの早い時期に基準をクリアできると有利にもなりそう。

大学側がどのように民間試験を利用するのかがとても気になるところですが、いつ頃発表になるのでしょうかね?

今の高校1年生は大学選び、大学に向けての学習が本当に大変な学年になりそうですね。

他にもいろいろな記事を目にしますが、やはり否定的な意見が多いですね。

大学入試改革で英語嫌い増える?<毎日新聞>

mainichi.jp

 

年中「英語受験」、惑う高校 大学新入試、民間試験が何回も 

高3の部活・行事、日程苦慮<朝日新聞>www.asahi.com