令和2年初めての投稿になります。
今年もよろしくお願いいたします。
入試改革がグダグダで、さらにわが家の高2生もぐずぐずで、ブログを書くモチベーションが大幅に低下しております。
気が向いた時に気になったことを闘魂していこうと思っていますのでよろしくお願いいたします。
今回ちょっと気になったのが共通テストの英語のリーディングとリスニングの比率です。
Twitterで共通テストもセンター試験と比率は変わらないという意見があったので調べてみました。
共通テストの英語試験の概要
共通テストの英語は「読む・書く」
英語民間試験が延期になり共通テストとの英語はどのような試験になるのか気になっていましたが、問題は変更されないということが発表されています。
民間試験を使わないのだからセンター試験のように並び替えの問題を出題すれば、ある程度ライティングの力も見ることができると思うのですが、センターの方針としてはそういうことはしないようですね。
あんなに4技能と言っていたのに。
共通テスト英語の配点と時間
実質リーディングとリスニングのみの試験となりそうですがその配点は令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等によると
- 【リーディング】100点( 80分)
- 【リスニング】100点( 60分(うち解答 時間30分))
となっています。
- 【筆 記】200点( 80分)
- 【リスニング】50点 ( 60分(うち解答 時間30分) )
であったことを考えるとリスニングの配点が異常に高くなるようです。
リスニングの回答時間はセンターも共通テストも30分なのに配点だけが上がるというのは不思議なんですがこれでいいのですかね?
共通テストリーディングとリスニングの比率
リーディングとリスニングの比率を考えると
- 共通テスト→1:1
- センター試験→4:1
となります。
しかし、この配点は大学によって変更することが可能となっています。
実際の大学はどのような配点を取り入れるのでしょうか?
大学別の共通テストの英語の配点
困ったことに多くの大学ではまだ発表されていません。
一年後の試験の配点が決まっていないとは情けないですが、そもそも国語と数学がどうなるかも分からないので大学も国語と数学がどうなるのかはっきりしてから発表するのかもしれません。
中にはすでに発表している大学もあるのでどのようなリーディングとリスニングの比率になっているのか見ていきたいと思います。
河合塾の情報を参考にまとめてみました。
https://www.keinet.ne.jp/dnj/21/eigo_hiritsu/21eigo_hiritsu.pdf
1:1
大学入試センターが設定した比率をそのまま使う大学
- 小樽商科大学
- 札幌医科大学
- 札幌市立大学
- 北海道大学
- 弘前大学
- 秋田県立大学
- 東京学芸大学
- 一橋大学
- 長岡造形大学
- 山梨大学
- 豊橋技術大学
- 名古屋工業
- 名古屋市立(人文・国際文化)
- 三重県立看護大学
- 福知山公立大学
- 九州工業大学
計16大学
4:1
センター試験と同じ比率を利用する大学
- 福島大学
- 茨城大学
- 筑波大学
- 群馬大学
- 群馬県立県民健康科学
- 公立小松大学
- 信州大学
- 愛知県立芸術大学(音楽)
- 名古屋市立(人文・心理教育、現代社会、医学)
- 奈良女子大学
- 鳥取大学
- 岡山大学
- 山口大学
- 鹿児島大学(医以外)
計14大学
3:1
宇都宮大学
鹿児島大学(医)
3:2
沖縄県立看護大学
こう見てくると確かにセンターが示した1:1の比率を採用している大学多いですが、3:1や3:2の大学も合わせるとリーディングとリスニングの比率を同等に扱う大学とリーディングに重きを置く大学の数はほぼ半々だとも言うことができそうです。
共通テスト英語の配点まとめ
センターがリーディングとリスニングの比率は1:1と発表したインパクトが強く、リスニングを強く意識している高2生もいるかもしれませんが、実際はセンターの配点を修している大学も多いので注意が必要です。
まずは志望校がどのような配点を採用するのかを確認するのが大切ですね。といってもまだ発表されていない大学が多いことが本当に悩ましいです。
このツイートも参考になります。
旧帝大と、関東で発表済みの主な大学の共通テストのリーディングとリスニングの配点をまとめてみた。
— 新野 元基 (@newfield114) January 22, 2020
こうしてみると、配点通りに100:100で計算する大学は少数派となっていて、リーディングとリスニングを1:1とした共通テストの「目玉」は、ここでも骨抜きになっていることがわかる。 pic.twitter.com/9cXzWUIoOF
共通テストの得点比率を更新した。こうしてみると東大の140:60=7:3が特異であることがよくわかる。センターの配点に寄せたわけでもないし、試験時間の80:30=8:3からもずれるし、キリがいいわけでもない。
— 新野 元基 (@newfield114) February 10, 2020
東大レベルだと共通テストのRでは差がつかないと予想されるし、Lの採択は当然の流れだろう。 pic.twitter.com/mOyLXh39Gs
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