英語民間試験は延期になりましたが、国語と数学の記述問題も問題が山積しているようです。
「採点者はプロフェッショナル」と民間業者言ってしましたが、実際の採点の求人は「サクッと稼げる」との文言でされているという点も指摘されています。
事前に問題を民間業者が入手することも見逃せません。
詳しくはこちら→記述式問題で採点訓練&ベネッセ関連会社は試験前に問題・回答を入手【共通テスト】
さらに「二段階選抜(足切り)で国語の記述式除外を文科省が要請」という驚くべきニュースが飛び込んできました。
二段階選抜で国語の記述除外を要請に関するニュース
二段階選抜で国語の記述式除外を国公立大に要請へ、文科省
二段階選抜で国語の記述式除外を 国公立大に要請へ、文科省 | 共同通信
合格可能性が低い受験生を門前払いする二段階選抜で、国語に導入される記述式問題の成績を判断材料から外すように要請する検討に入った
あくまでも二段階選抜で国語の記述式を使わないようにとのことですね。
国語は自己採点が難しく、採点ミスも起きやすい懸念がある。
文科省が「採点ミスも起きやすい」と認めてしまいましたね。
国語記述式、除外を検討 国公立大2段階選抜 文科省
東京新聞:国語記述式、除外を検討 国公立大2段階選抜 文科省:社会(TOKYO Web)
二段階選抜は、大学が事前に定めた志願倍率を上回った場合、一次の成績だけで不合格とする仕組みで、今春入試の前期日程では二十八大学が実施し、三千六百六十人が二次に進めなかった。
採点ミスや自己採点ミスで足切りにあってしまったら大変ですよね。
共通テスト記述式、2段階選抜対象から外すことを検討
共通テスト記述式、2段階選抜対象から外すことを検討:朝日新聞デジタル
自己採点と実際の成績が食い違い、2次試験に進めなくなる受験生を減らすための措置で、記述式問題は維持する。
採点ミスも自己採点ミスも可能性があるが記述式問題はやめないそうです。
文科省が記述式2段階選抜で判断材料から除外要請へ
文科省が記述式2段階選抜で判断材料から除外要請へ - 社会 : 日刊スポーツ
文科省が検討している要請は、自ら制度の欠陥や限界を認めたと受け止められかねず、教育現場や野党から中止を求める声が一気に高まりそうだ。
それはそうですよね。欠陥はあるけど入試に使えとはひどいですよ。
採点ミスが発覚した場合も、2次を受験できていれば、不合格とされた後でも追加合格などの対応が考えられる。
共通テストに関しては採点ミスが起こりにくく、コストも安いマークシートでいい気がするのですが。
文科省が除外検討 国公立大に「国語記述式問題を使うな」
文科省が除外検討 国公立大に「国語記述式問題を使うな」|日刊ゲンダイDIGITAL
文科省自体が記述式問題の採点の質や公平性に不備があると認めた形だ。教育現場では「だったら、やめればいいのに……」との声も上がっている。
国語の記述式は維持し合否判定には利用
今回文科省が記述式を使わないことを要請したのはいわゆるあしきりと言われる二段階選抜のみです。
よって記述式の試験は行われる予定ですが、「採点ミス」や「自己採点ミス」など欠陥を文科省自体が認めている試験を共通テストに取り入れる必要があるのでしょうか?
ちなみに2019年度に二段階選抜が行われた大学は次の大学です。
国立大学の2019年度一般入試 20大学で「門前払い」 実施大学一覧|高校生新聞オンライン|高校生を応援するニュース・情報サイトによると
19年度一般入試前期日程で第1段階選抜を実施した国立大学
弘前大学 東北大学 筑波大学 群馬大学 千葉大学 東京大学 東京医科歯科大学 一橋大学 新潟大学 信州大学 浜松医科大学 京都大学 大阪大学 神戸大学 徳島大学 長崎大学 熊本大学 大分大学 宮崎大学 琉球大学
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