息子が「まなびの基礎診断」の集金のお便りを持ってきました。
なんとなく学びの基礎診断については知っていましたし、受験料が生徒負担なのも知っていましたがいざやるのかと思うと怒りがわいてきます。
こんなの受ける必要ある!?
高校生のための学びの基礎診断とは?
文科省のリーフレットによるとこのようなものです。
高校段階における生徒の基礎学力の定着度合いを測定する民間の試験等を文部科学省が一 定の要件に適合するものとして認定する仕組みです。平成30年度から制度がスタートします (対象教科は国語・数学・英語の3教科)。 基礎診断は、義務教育段階の学習内容を含めた高校生に求められる基礎学力の確実な習得とそれに よる学習意欲の喚起を図ることが狙いです。
基礎診断は、義務教育段階の学習内容を含めた高校生に求められる基礎学力の確実な習得とそれに よる学習意欲の喚起を図ることが狙いです。基礎診断は希望参加型ですが、高校段階における多様 な学習成果を測定するツールの一つであり、高校等の実態に応じて選択できる多様な測定ツールが 民間事業者から開発・提供され、その利活用を通じて高校生の基礎学力の定着に向けたPDCAサイ クルの取組が促されることが期待されます。
簡単に言うと、高校で身に着けるべき基礎学力を民間テストによって診断し、その結果を踏まえて、民間業者の多様なツールを使い確実に基礎学力を習得することがねらいってことかな?
文科省ってPDCAが好きですね。
やりっぱなしはいけませんからね。
ところで、小6と中3に義務付けた全国学力テストってどうなりましたっけ?
やりっぱなしになっていませんか?ちゃんと文科省はPDCA回せてるのかしら?
全国学力テストが始まってから何か変わりましたっけ?
高校生のための学びの基礎診断、過酷なスケジュール
新たにテストを受けることになるみたいですが、スケジュールがこちら
ピンクと青が高校生のための学びの基礎診断ですね。
忙しくない?
猛烈に忙しくない?
この合間に学校によってはGTECがあったり、模試があったりしますよね。
さらに学校祭に体育祭に、部活の大会に。
もう、修学旅行なんて行く暇ありませんね。
PDCAはいいと思うんです。テストは受けっぱなしでは意味がないので、しっかり振り返りをして、次どうすれば良いのか考えるのはとても大事です。
でも、こんなに過酷なスケジュールの中で振り返る余裕なんてありますか?
高校生のための学びの基礎診断、受検料は生徒負担
この高校生のための学びの基礎診断、受検料を生徒が負担するんですね。
しかも2019年から2022年までは試行期間らしいです。
2019年度から2022年度にかけては、「高校生のための学びの基礎診断」についての「試行実施期間」と位置付け、この期間は原則、大学入学者選抜や就職には用いず、本来の目的である学習改善に用いながら、その定着を図ることとする。
センター試験対策/新テスト情報 - 【Z会公式大学受験情報サイト】Z-wiki - アットウィキより
お試しのために余計な出費を押し付けないで欲しいです。
これって本当に
「高校生のための」学びの基礎診断
なのでしょうか?
大学受験を希望すれば、高3時に2回も英語民間試験を受けさせられます。おそらく共通テストの受験料はセンター試験より値上げされるでしょう。
その負担の先にあるものとは。
奨学金延滞者の約3割が返済義務を知らず申請 日本学生支援機構 | 大学ジャーナルオンライン
高校生のために本当にためになる政策を切にお願いしたいです(切実)
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