河合塾で興味深い調査があったようです。
現高1生が受験生となる2020年から始まる大学入学共通テストで英語民間試験が利用されることになりました。7つの検定から自分で選ぶことができます。
大学入学共通テストで利用できる検定について詳しくはこちらをご覧くださいね
→英検など2020年大学入学共通テストの7つの英語民間試験を解剖!
そうなると、問題になるのがどの検定を選ぶのか?ですよね。
難易度や形式、検定料や会場が近くにあるのかなどいろいろな条件が絡み合っているのでなかなか決めるのが難しいですよね。
ただ、手軽に受けられるの物と考えると英検かGTECの2択かな~と私は思っていました。
さて、河合塾のアンケートではどんな結果が出たのでしょうか?
〈大学入試改革〉未だ不確実な状況が続く英語外部試験の採用-現高1生に英語資格・検定試験に関する意識調査を実施- | ニュースリリース | 河合塾グループ
今まで英語検定試験を受けたことがあるか?それは何か?
検定を受けたことがある:74.6%
今年の秋に行われたアンケートなので、すでに高1生は自分たちが英語の民間試験を利用しなければならないことを知っています。
そのため数字が高く出ているのかもしれませんね。高2・高3に同じアンケートを取ったら違う数字が見られたかも。
受けたことがある検定
英検がダントツトップでその次がGTECですね。
英検は中学生でもよく受ける検定ですし、GTECは学校で強制的に受検させられていることも考えると納得の結果ですね。
意外とケンブリッジ英検が検討していますね。
学校では英語民間試験の対策が行われているか?それはどの検定か?
行われている:32.8%
高い!
学校でですよね?
高1で通常授業の他に検定試験の対策までする時間があるんですね。
うちの子どもの学校は全くされていないので、差が広がりそうですね。
どの検定の対策が行われているか?
これも想定内です。
GTECは学校で全員受検することが多いので対策もしやすいですよね。
大学入学共通テストで利用したい検定は?
英検は分かるけど、2位がケンブリッジ???
ケンブリッジ英検と言えば会場も少ないし、受験料もかなり高額なので真っ先に選択肢から外していた私としては意外でした。(→ケンブリッジ英語検定とは?<大学受験生の保護者視点で採点!>)
そういえば一部の進学校で取り入れたという話もありますね。
ケンブリッジ英語検定を活用…グローバルリーダー育成へ日比谷高校の挑戦 | リセマム
「教えて欲しいこと」「知りたいこと」は何?
■生徒の回答(一部)
・どのような資格、検定試験を受ければいいのか(119件)
・大学受験で有利な資格・検定を知りたい(26件)
・それぞれの資格、検定のどのような問題が出るのか知りたいです(18件)
・それぞれの資格、検定の特徴や難易度などを教えてほしい(11件)
うん、まあ、そうですよね~。
そしてアンケートの最後を見て謎が解けました。
河合塾が導入している「ケンブリッジ英語検定」は、⽇本の学習指導要領と親和性が高く、また、⽂部科学 省が採用しているCEFRに完全準拠しているので、自⾝の英語⼒を測る「ものさし」として、学習の進捗 確認にも活用できる試験です。ぜひご活用ください。
河合塾ってケンブリッジ英検やってるんですね。対策講座はもちろん、塾生優待料金で検定受験もできます。
大学入学共通テストに利用するのに塾生優待料金っていいんですかね?
不公平な気がするんですけど?
センター試験の検定料にどこかの予備校に通っていると適用される割引料金ってあるんですか?
うーん、英語の民間試験ってこういうのが一番モヤモヤしてしまうんですよね。
英検にしろ、GTECにしろ、地方公共団体単位で助成金が出ていたりするんですが、そういうのって不公平にはならないんですかね?
あまり余計なことは考えずに自分のできる範囲で子どものための対策を考える、そしてお金を稼ぐのが一番なのかな~。
旺文社のアンケートではまたちょっと違う結果が出ています。
比べてみるのも面白いですよ。
→大学入試の英語民間試験どれを選ぶ?1位は英検【旺文社の調査】
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