高校3年間の活動の成果を残すことができるeポートフォリオ( e-Portfolio)。
2019年の入試で活用する大学がeポートフォリオ( e-Portfolio)のHPで公表されています。
eポートフォリオ(e-Portfolio)について詳しくは下記の記事をご覧くださいね。
2022年からはeポートフォリオ(調査書の電子化)を大学入試に利用する決定がされました。
→eポートフォリオ(調査書の電子化)は2022年度の大学入試から。
2019年の入試でeポートフォリオ( e-Portfolio)を活用する大学
2018年11月26日現在、eポートフォリオ(e-Portfolio)を活用することを表明している大学の一覧が発表されました。
https://jep.jp/EPortfolio/statics/JeP_nyushi2019_20181102.pdf
全部で109校が利用するようですね。国公立大学では15校が参加するようです。
分かりやすい一覧表が公開されていたのですが、現在は削除されてしまっているようです。
こちらで検索することができるようですがとても分かりにくいです。
試しに「関東エリア」「国公立大学」「JAPAN e-Portfolio参画大学のみ」で検索してみたところ、
該当する結果はありませんでした。
と出てきました。私立大学にしても同じです。
以下の情報は2018年11月の時点での情報になります。
入学者選抜に係るデータとして活用
合否に影響を与える形で利用する学校は全部で11大学です。
国立大学で群馬大学と大阪教育大学の2大学です。
推薦入試に利用する大学が多いようですが、一般入試に活用する大学もあるようです。活用方法などは各大学でご確認くださいね。
参考・参照として活用
活用方法としては下記のようにHPで記載されています。
※今後の入学者選抜改革に向けて参考のために利用します。合否には一切影響いたしません。
約40の大学が活用するようですね。
一般入試でも推薦入試でも活用されるようです。
合否判定には利用しないようですが、提出が必須かどうかは各大学によって違うのでご確認くださいね。
統計データとして活用
活用方法としては下記のようにHPで記載されています。
※入学試験の分析・追跡調査のために利用します。合否には一切影響いたしません。
約40の大学が活用するようですね。
一般入試でも推薦入試でも活用されるようです。
合否判定には利用しないようですが、提出が必須かどうかは各大学によって違うのでご確認くださいね。
2021年のeポートフォリオ(e-Portfolio)を利用しない大学も
2021年の大学入学共通テストスタートとともにeポートフォリオ(e-Portfolio)を利用する大学が増えると考えられている中で利用しないことを発表した大学もあります。
信州大学はeポートフォリオ(e-Portfolio)を利用せず
信州大学はいち早く英語民間試験と調査書の点数化を取り入れることを発表した大学です。
しかし、eポートフォリオ(e-Portfolio)に関しては
入学試験の機会均等並びに公平性の観点から,現在,JAPAN e-Portfolioは多くの入学志願者(希望者)が充分な準備を行うことが難しい状況であるため,2021年度入試では利用しません。
本学の入試におけるJAPAN e-Portfolioの扱いについて
と発表しました。
信州大学の調査書
また、調査書のフォーマットと注意事項も掲載されていますので参考にしてくださいね。
よく見てみると
- 学習における特徴等
- 行動の特徴、特技等
- 部活動、ボランティア活動等
- 取得資格、検定等
- その他
を記入する欄がありますね。
信州大学では調査書を点数化するようですが、評定だけでなくこういったものも点数化するのでしょうか?
受験生としては1点でも多く点数が欲しいと思いますので、こういった調査書のどこが加点の対象となるのか知りたいですね。
eポートフォリオ(e-Portfolio)まとめ
eポートフォリオの運用がはじまり、いよいよ入試に活用する大学も出てきました。
しかし、実際の学校現場ではすべての学校でeポートフォリオが取り入れられているわけではありません。
入試で取り入れるなら、全ての学校で一斉に取り入れられるようなシステムを整えてくれないと不公平が生じてしまうのではないでしょうか?
とにかく今回の大学入試改革、不公平感を強く感じてしまいます。
近年の大学入試は私立大学定員厳格化による合格者大幅減や大学入試改革により、情報収集が何より大切になってきます。
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保護者のできることはなんといっても情報収集。できることからはじめましょう。