大学入学共通テストで利用できる英語民間試験を保護者の目から採点します!
今回は5回目でGTECです。あまり聞きなれない検定でしたが、最近では取り入れる学校が増えてきましたね。
今回も4点のポイントを中心に探っていきます。
- 対象者・目的
- 費用
- 会場
- 対策のしやすさ
あくまでもGTECを高校生が大学入試のために受検するという視点での採点となりますのでご了承くださいね。
こちらのサイトを参考に記事を作成しています。
GTEC
GTECの対象者・目的
GTEC | スコア型英語4技能検定|ベネッセコーポレーションによると
「使える英語力」を測る検定として、大学入試で必要な英語力はもちろん、留学・高校卒業後も使える英語力を育みます。
と銘打っています。対象者も「中学生・高校生としています。」
CTB、Core・Basic・Advancedの種類があり、自分に合った試験を受けることになります。
CEFRの測定領域: A1~C1
試験を選べば幅広い能力が判定できますね。
★★★★★
対象者も目的も大学入試にぴったりですね。
GTECの費用
CBT:9720円
その他:6700円程度(今後変更の可能性あり)
★★★☆☆
一万円を切るのは嬉しいけど、2回受けることを考えると5千円前後に抑えて欲しい。
GTECの会場
大学入試センターの資料によると
47都道府県
しかし、公開会場はCTBしかなく、Core・Basic・Advancedは自分の学校が実施していないと受験することができません。
CBTはWritingもPCにタイピング入力になるので、英語力以前にタイピングができないと難しいと思います。
また、Core・Basic・Advancedには「検定実施」と年間を通して実施できる「通常実施」があり、それぞれのスコアの配点が違うので注意が必要です。
大学入試センターの資料に記載されている配点が「検定実施」のもので、GTECのHPにも
CEFRごとにできることを生徒自身のスコアと照らし合わせてご覧いただけます。尚、こちらは検定日に4技能をご受検いただいた場合のみ、返却します。
とあるので、おそらく「検定実施」のみがCEFR換算ができ、大学入学共通テストの対象となるのでは?
★☆☆☆☆
分かりにくい!CBT以外公開会場がないのは不公平では?
GTECの対策のしやすさ
Amazonの対策本を検索した結果200件以上がヒットしましたが、GTECの問題集以外の本が多くひっかかっているようです。過去問は原則非公開で、対策問題集も少ないので対策が難しいですね。受験するとSTEP UPノートという問題集はもらえます。
★★☆☆☆
テキストが少なすぎるし高い!
GTECのまとめ
総合点 11点/20点
大学入学共通テストに利用できることが決定してから多くの学校で取り入れられているイメージがあります。
ただ、自分の学校が実施しなければ検定を受けることができないのは公平性に欠けていると思います。
自分の学校が取り入れていてもそれが「検定実施」ではなければCEFRに換算もできなければ、大学入学共通テストで利用できないかもしれません。
GTECという一つのテストで種類がありすぎるし、同じ名称で配点が違うのは不親切すぎます。。
個人的には英検かGTECの2択かな?と思っていましたが、「検定実施」で練習ができないのでGTECはなしです。不信感でいっぱいです