大学入学共通テストで利用できる英語民間試験を保護者の目から採点します!
今回は3回目でIELTSです。これもあまりなじみのあるテストではありませんが、どのようなテストなのでしょうか?
今回も4点のポイントを中心に探っていきます。
- 対象者・目的
- 費用
- 会場
- 対策のしやすさ
あくまでもIELTSを高校生が大学入試のために受検するという視点での採点となりますのでご了承くださいね。
IELTS
同じテストですが、実施主体団体が2つあります。
IELTSの対象者・目的
IELTS公式テストセンター のWEBサイトによると
英語圏での留学や就労・移住のための、世界的に認知度の高い英語技能テストです。
試験には2種類あるようです。
アカデミック・モジュール: 主に留学申請のためのモジュールです。また、英語圏での医療・看護・会計・エンジニア等、プロフェッショナルな機関への登録申請を目的とする方が対象となります。
ジェネラル・トレーニング・モジュール: 主に就業・実務など移住申請のためのモジュールで
高校生が選ぶとしたらアカデミックモジュールでしょうかね?
CEFRの測定領域 :B1~C2
東大の出願資格A2より高い領域から測定可能です。上限がC2なのでかなりハイレベルですね。
★★☆☆☆
高校生が日本の大学入試を受けるための試験としてはどうなの?
IELTSの費用
25380円
費用はシンプルです。
★☆☆☆☆
高いわ~。これを2回!?無理無理。
IELTSの会場
大学入試センターの資料によると
北海道、東北、関東、北陸、中部、関西、中国、四国、九州、沖縄
で行われるようですが、一般会場申込みページ | IELTS公式テストセンター | を見ると、関東と関西しか見つけられません。
日本英語検定協会主催(試験日程 | IELTS(アイエルツ)公式テストセンター | )だともう少し多いようです。
同じ試験なのに主催団体が二つあるので分かりにくいです。
★☆☆☆☆
やはり会場が少ないですし、申し込み方法も分かりにくいです。
IELTSの対策
Amazonの対策本を検索した結果3600件以上がヒットしました。過去問はWEBサイトで公開されていませんが、受検生への無料IELTS準備コースが提供されています。なかなか良心的です。
★★★★☆
対策はしっかりできそうですね。
IELTSのまとめ
総合点 8点/20点
費用の高さがやはり痛すぎますね。申し込みのサイトも英語ですし、申し込みに必要な書類が「身分証明書(パスポート)」となっているのもハードルをさらに上げています。
まずはパスポートを持っていないと受験する気になれません。