大学入試についてニュースが飛び込んでいました。
2020年から始まる大学入学共通テストでは事実上英語の民間試験を受けることが義務付けられていました。
東京大学の共通テストでの英語民間試験活用方針
2018年3月
合否の判定に使わない方針
2018年4月
合否の判定に活用の方法で検討
2018年7月
学内のWGで利用しない方向の答申
数か月の間に二転三転して、どうなるんだろうと関係者の注目を集めていました。
英語の民間試験、初年度は使わない方針
東大 大学入試の英語の民間試験 最初の年は活用しない方針 | NHKニュース
9月には方針を出すとしていた東京大学ですがその方針が出たようです。
内容としては
最初の年は合否判定に活用しない方針
とのことです。すごいな~東大。さすがです!!
東大の出願条件
東京大、英語民間試験の成績提出必須とせず 新大学入試:朝日新聞デジタル
また朝日新聞の記事によると出願条件に関しても決定しているようです。
東京大は基本方針で、言語能力の尺度に使われているCEFR(セファール)の、6段階で下から2番目の「A2以上」を受験生に求めると決定。
CEFRのA2とは英検でいうと準2級レベルですね。(→CEFRとは?)
そして、出願条件を確認する手段として以下のいづれかを受験生に提出を求めるようです。
①民間試験でA2以上の成績
②高校が、A2以上の英語力があると認めた調査書など
③障害や病気などによって受けられない理由を説明した文書
東大が英語民間試験を活用しない理由
東京大、英語民間試験を必須とせず 調査書でも可 :日本経済新聞
東京大学は
数ある民間試験の点数を同一基準で比較することの難しさや、家庭の経済状況や居住地域で受験機会が左右されることなど、公平性の担保に疑問が残る
と議論を重ねてきたそうです。まさにその通りですよね。
誰もが納得する理由を挙げた東京大学。
この発表を受けて他の大学がどう動くのかが気になりますね。
今のところ報道機関からの情報なので正式な東京大学の発表や文科省や国大協がどのような反応を示すのかも見ていきたいと思います。
<9月26日追記> 東京大学の発表がありました。
→やっぱりすごい!東京大学。2020年度以降の入学者選抜方法の検討について