東進タイムズ(TOSHIN TIMES)が届きました。
無料講習とかに参加しているからかな?(→東進、夏の無料招待講習の面談)定期的に送ってくれるので楽しみに読んでいます。
これまで、2020年の入試改革の情報は文科省や入試センター・国大協・そして各大学からのものが多かったですが、今回は予備校からの情報です。
実際に受験生を合格させるためのプロ集団の情報、気になりますよね?
東進タイムズの記事の気になるところをピックアップしました。
東進タイムズの記事
記事は2018年夏に主に高校の先生を招いて行われた「夏の教育セミナー」のReportという形になっていて、英語科の安河内哲也先生の講演内容で構成されています。
ここまで大学入学共通テストは進化した!
まず、見出しとして大学入学共通テストは進化したと表現していますね。
予備校という業種を考えると
入試改革=商売のチャンス
になるのでこの表現も妥当かな?
大学入学共通テストの問題がCEFR(初心者A1から最高C2の6段階)に準拠して作られるとして
この設問はA1,次の設問はA2の力が問われる、という意図が明確にされており
設問の意図がはっきりしていると述べられています。
初めて聞きました。
設問ごとに難易度が設定されるということですかね?
この設問ごとのCEFRの設定は公表されるのでしょうか?
IDを発行した時点ではテストを受けることを決める必要はありませんし、
IDを発行するというのは聞いたことがありましたがそれはいつのことでしょうか?
そして、ID発行時に受ける試験を決めなくても
受験生は4~12月に受けた試験の中から事前に登録した2回分の結果を大学入試に利用できる。
とのことですので、なるべく早く決めるに越したことはないですね。(従来の英検は6月の試験の受付は3月に始まります。)
4技能試験は2回とも同じ試験でなくても大丈夫なので、誤解のないよう注意が必要です。
2回まで受験可能で、2回受けた場合は良い成績の方が選考に使われますが、違う検定でもいいのですね。
その場合はどちらが良い成績なのかはどうやって決めるのでしょうか?
自分で決める?
大学が決める?
よくわかりませんね。
4技能試験を選ぶときのポイントは?
予備校らしい、受験生にはとっても気になる見出しです。
まず大事なポイントとして測定可能領域をあげています。
各試験の特徴を考慮し、生徒が自分に合ったレベルのテストを選択させる指導が求められます。
先生も大変ですよね。生徒一人一人の英語の実力を英検だったら〇級レベル。GTECだったらCOREまたはAdvancedレベルだと指導しないといけないのですから・・・。
やはり練習で受験して、各検定でどれくらいのレベルか各自確認するのが現実的ですね。学校主導で英検やGTECを2年生の時に受検するなんてこともありそうですね。
もう一つのポイントとして対象英語領域をあげています。
たとえばTOEFLやIELTSであれば、大学で使用されるアカデミックな英語です。英検は一般生活で使用する英語、TOEICではビジネスマンが使用する英語となります。
各試験は目的が違うので試験に出てくる単語や話題なども変わってきますね。
こちらでも
先生方が(一部略)、それぞれの生徒に適した試験を受験させていただきたいと思います。
と述べられています。先生のプレッシャー半端ないですね(笑)
改革とともにとりまく環境も変化
共通テストに対応する民間試験と、民間試験や4技能の試験を取り入れる大学の紹介がありました。
スピーキングを目標とした生徒主体の授業を
スピーキングのとり入れ方として、
短期的な周期でスピーキングやライティングのアウトプットを目標にリーディングとリスニングのインプットをする
という方法を推奨しています。
こういった授業でないと4技能に対応できないとのことですが、なかなか学校間での格差は大きそうですね。
受験生はどう対策をしたら良いか?
いろいろな記事や発表を見るたびに新しい情報が目に入りますね。
情報のチェックをしっかりしつつ、4技能は大切と言えどこのままいく限り英語外部試験のウェイトはあまり高くないので、まずはしっかりと学校の授業を受けることが大切だと思います。(金銭的な負担はかなり高いですが・・・)
そして、今の高校生は学校がある程度手続きを進めてくれると思うのですが、浪人して初年度の大学入学共通手巣つを受ける受験生は手続関係などかなり慎重にしていく必要がありそうですね。
実際に、浪人生でセンター試験のもうしこみを忘れてしまったという話を聞いたことがありますので、本当に気を付けたいですね。