少し前にTVを見ていたら、脳卒中の後遺症の治療で有名な医師が紹介されていました。徳島大学の医師で現在も精力的に治療を行っているようです。
その60代の医師が自身の経歴を語っていましたが、もともと京都大学の理学部に行きたかったが、理学部は難しかったのでそれよりも簡単に入れる医学部に入学したという話がありました。
今でしたら、医学部といったら京都大学ではもちろん、どの大学でもとんでもなく難関で入るのが難しいですよね。以前はそれほど医学部に人気はなかったのでしょうか?
確かに私が高校生の20数年前も今ほど医学部医学部という話はなかった気がします。(もちろん、難易度は高かったですが)
今現在の、将来が見えない不安な世相を反映してここまで医学部に人気が集まるのでしょうかね?
今、息子が進路についてとても悩んでいるようです。まず、文系か?理系か?ということですが、興味があるのは文系だけど、文系を選んだら理系には戻れない・・・。でも、結局文系に行くんなら理系の科目は必要ないんじゃないか?などと逡巡しているようです。
私も自分自身が体験した就職活動を考えると理系の方がいいのではないか?と思っていたのですが、本人が好きでもないことを4年も勉強するのは辛いよな。そもそも大学は就職するために行くのか?進学実績だけ考えて中学高校を決めるのはあれだけ嫌だったのに?
10年後、20年後、世の中がどうなっているか分かりません。変化の激しい時代において、この大学に入れば安泰!この学部に行けば安心!ということもないだろうな~。
私もまだまだ未熟なので、いわゆるいい大学に息子が入って周りから「すごいねー!」と言われたらとてもいい気分になるんだろうな。そうでなくて、本人のやりたいことを優先させないとね。
幸いなことに、最近の学校ではあまり進学実績にはこだわりがないのか、○○大学を目指せ!とかそういうことは全く言われません。むしろ、就職でも専門学校でも自分の将来を考えた結果なら応援するというんスタンスです。(だから本人に危機感が足りないのかも?)
なんだか話がずれてきてしまいましたが、最初に書いた医師の話にあるように時代によって大学の難易度や就職環境は変化するので、そういうものにとらわれすぎないようにしたいという自戒の念を込めて書いてみた記事でした。
ただ、やはりとても難易度の高い大学・学部に合格できる人はその後、状況が変わっても対応できる能力を身に着けていることが多いですよね。やっぱり努力は裏切らないですね。
まとまりのない文章になってしまいましたが、子供の将来についてできる限りのサポートはしたいと思いますが、自分の考えを押し付けすぎないように気を付けないとな~と思いましたよ。