英語民間試験が新テストで導入されることが決まりましたがその概要が少しずつ見えてきました。その内容は個人的にはとても驚くべきもので(もちろん悪い意味で!)、なんどかブログでも取り上げましたが、新聞社各社でも社説で取り上げています。
そのタイトルをみるだけで、この英語民間試験がうまくいく気が全然しないのですが・・・。いくつかご紹介したいと思います。
「課題多い英語の大学入試改革」
日本経済新聞
大きな問題点として「学習指導要領との整合性」と「公平性」をあげています。本当にその通り!全く違う検定試験の結果を公平に比較するのは不可能では?
「入試英語改革 東大の重い問題提起」
朝日新聞
「文部科学省は現場からの問題提起を重く受けとめるべき」とし、「公平さを重視する観点から、時間や経費がかかっても国が独自に試験を開発すべきだ、という声」があることにも言及しています。動き出してしまったから、失敗するのは分かっていても止めらないということではなく、今からでも最良の道を探ってほしいですね。
「新大学入試の英語民間試験 このままでは混乱必至だ」
毎日新聞
やはり「公平性」に疑問を呈しています。「異なる試験を一つの基準に当てはめて」比較するとに加えて、「試験会場や受験料」の「公平性」にも言及しています。東大が合否に使わない方針を示したのもこの公平性に疑問があることが主な理由のようですね。
「英語民間試験 入試への導入は疑問だ」
信濃毎日新聞
「民間試験の成績は2回分が大学に送られるが、受ける回数自体は制限がない。何度も受けられる生徒が有利になる。」やはり公平性に問題がありそうですね。受ける回数自体には制限がないんですね。模試との兼ね合いもあるしそんなに受けられないとは思いますが、思ったような結果が出なかったら「もう一回!」となる可能性がありますよね。負担、重すぎ!
「英語民間試験 受験生本位で再検討を」
北海道新聞
「センターが自前のテストをつくることも視野に、受験生本位の軌道修正を求めたい。」としています。広い北海道では地域によって受験地の問題で不利になりそうですよね。
英語民間試験、本当に取り入れるの????